基本的に、この原則は今も有効です。ただし、食品の変化に伴って、注意しなければならないことが出てきました。それは「強い酸」の食品を食べたり飲んだりしたあとは、すぐに歯を磨かないほうがよい、ということです。強い酸に触れた歯の表面は、一時的に荒れた状態になっているため、この状態で食後すぐにブラッシングをすると、歯の表面が削れてしまう、という危険が出てきます。そのためにこの場合は、食後3分以内に磨くのではなく、むしろ酸によって荒れた歯の表面を唾液が中和して、ある程度回復してからブラッシングを行ったほうが良いこともあるのです。気をつけましょう。
じゅん歯科クリニック スタッフ
2020年7月14日