インプラント
優れた設備を取り入れた安全・安心のインプラント治療
CTによる正確な診断や、オペ室での安全な手術、豊富なインプラント体など、優れた設備が整った環境で、安全・安心できるインプラント治療が受けられます。

入れ歯では食べ物をよく噛めない。入れ歯が痛くて辛い、人前で入れ歯を外すのは恥ずかしいので、友達と旅行に行かれない、等々。入れ歯では満足できず、インプラントにしたくても、手術への不安や費用の問題で諦めている方はいませんか?
当院では、CT診断や専用オペ室など、優れた環境を整えて、安全・安心のインプラント治療を提供しています。
インプラントとは

インプラントとは、顎の骨の中に人工歯根(インプラント体)を埋め込んで、土台となる根元から回復して噛み合わせを作る治療法です。人工歯根を埋入することで、入れ歯やブリッジにはない安定感があり、固い食べ物でもしっかり噛めるようになります。
インプラントは、「歯根(インプラント体)」「上部構造(人工歯)」の2つの部分に分かれます。顎の骨の中にインプラント体を埋入して、骨としっかり結合した後、人工歯を被せて噛み合わせを回復します。
上部構造体は色や形が天然歯と遜色なく、より美しく自然な歯に仕上がります。インプラントは入れ歯やブリッジの欠点を補う、歯に負担がかからない理想的な治療法といえます。
安全・安心のインプラント治療の4つの取り組み

1.CTシステムで精密なインプラント診断
顎の骨の状態はレントゲン診断だけでは精密な判断が難しく、経験と技術を頼りにせざるを得なかったことから治療結果が安定せず、過去には大きな事故が起きたケースがありました。これらの反省点を踏まえて、現在ではCT診断を実施する歯科医院が増えています。当院では、歯科用CTシステムで事前にCT診断を行い、安全・確実で精度の高いインプラント手術が可能です。
CTは、コンピューター上で口腔内の状態を立体的に再現できるので、骨の奥行き・幅・厚みを正確に把握できます。また専用ソフトでシミュレーションを行うことで、インプラント埋入位置を正確に決定できます。CT完備により、院内で撮影から診断までノンストップでできるので、患者さまの煩わしさを軽減しています。

2.CTで作るカムログガイド
当院では、CTデータをもとにカムログガイドを製作しています。カムログガイドとは、インプラントの埋入する位置に穴を空けたマウスピース型の補助器具で、装着して手術をします。術中はガイドの穴の通りにインプラント体を入れるので、正確な位置と角度に埋入できます。

3.完全個室のオペ室で安全・安心のインプラント手術
インプラント手術でもっとも恐れているのは、術中の細菌感染です。傷口から雑菌が侵入すると、術後に炎症を起こしたり、インプラント体の結合が悪くなって成功率が下がります。特に診察室の中は、治療中に飛び散った削りカスや細菌・雑菌が飛び散っているために感染リスクが高まります。当院は術中の安全性を確保するために、インプラント専用の個室のオペ室を完備し、インプラント手術に必要な設備を備えています。外部と隔離することで集中して手術ができ、雑菌・細菌の侵入が防げて手術の成功率が高まります。完全個室のオペ室で、安全・安心のインプラントを実現します。

4.個々の骨の状態に合った豊富なインプラント体
現在、世界各国で数百種類のインプラントのメーカーがあり、さまざまな種類のインプラントシステムが開発されています。それぞれ特徴があり、インプラント手術の成功率を高めるには患者さまの骨の状態に合ったインプラント体を選ぶ必要があります。当院で使用しているのは、世界中のドクターが認める安全性・信頼性の高いインプラントシステムです。
歯科医院によっては、扱っているインプラント体のサイズが少なく、症例により対応が難しくなる場合があります。当院ではさまざまな長さや幅のインプラント体を揃えていますので、患者さまの骨の状態に合ったものを選んで使います。また必要に応じてインプラント光照射器で、紫外線を照射して成功率を高めています。

●インプラント光照射器
インプラントの材料であるチタンには、時間経過とともに骨との接着力が弱まり、インプラントが抜け落ちやすくなるデメリットがあります。しかし最近の研究で紫外線を照射することで接着力が蘇り、脱落を防げることがわかりました。当院ではインプラント光照射器を導入しており、紫外線照射が必要だと判断した場合は、この光照射器で紫外線を当てて成功率を高めています。光照射器は限られた施設にしか使用許可が降りないため、現在日本で設置している歯科医院は限られています。
●光照射器のメリット
- インプラント体と骨との結合状態を最善の状況に保てるため、治療が短期間で済む
- インプラント手術の成功率が向上する
静脈内鎮静法で痛みや不安のないインプラント手術

インプラント手術に不安をお持ちの方は多いと思います。当院では、インプラント手術中の痛みの不安を取り除くために、担当の麻酔医と連携して静脈内鎮静法に対応しています。
静脈内鎮静法は、鎮静剤を使った麻酔法の一つです。手術中に静脈内に薬を点滴すると鎮静作用が働いて、手術中の不安が和ぎ落ち着いた状態で手術を受けられます。全身麻酔ではないので、完全に眠ってしまうことはなく、ドクターの呼びかけに反応できます。また健忘効果が高いので、術中の痛みや恐怖が残りません。ご年配や高血圧の方などは血圧が安定するので、安全な状態で手術ができます。
インプラント治療を断られた方へ

インプラントを埋入すると、顎の骨を突き破ってしまうおそれがあるため他院では手術ができず、諦めてしまう方が多いようです。当院では、そうした方には増骨手術で対応しています。骨造成手術は薄くなった顎の骨を補う治療で、骨造成手術をすることでインプラントが可能になるケースがあります。
増骨手術の種類
●サイナスリフト
上顎の骨が少ない場合に行います。上顎の奥歯の上にある上顎洞(サイナス)は空洞になっていて、骨の量が少ないとインプラント体が突き破ってしまいます。そこで補填材を入れて造骨します。補填材は骨と同じ組成で、最終的には自分の骨(自家骨)になります。
●ソケットリフト
サイナスリフトと同様に、上顎の骨が不足している時に行います。ただし骨の厚みが4mm以上の場合に適応します。
●GBR
骨が不足している部分を特殊な膜で覆い、再生するスペースを作ります。そこに骨を生成する素材を詰めて再生を促します。
インプラント治療の流れ
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STEP1スキャン
一般的な口腔内検査と虫歯・歯周病検査、デジタルレントゲン・全身状態・残っている歯の状態を診査します。歯をなくした部分の顎の骨の状態を確認します。
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STEP2CT検査
歯科用CTで正確に診断します。インプラント埋入部の骨の量・質をチェックします。
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STEP3治療計画
検査結果をもとに治療計画を立案します。歯科医師の見地と、患者さまのご希望を踏まえた上で、治療方針・治療期間・費用などの説明をします。患者さまから同意をいただき、治療に進みます。
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STEP4埋入手術
手術は、患者さまの骨の状態を考慮した上で、1回法・2回法のいずれかで行います。
※2回法は、インプラントを埋入した後、骨との結合を待ってから2~3ヶ月後に再手術をして、歯肉の上に頭を出す方法です。 -
STEP5治療期間
手術後は、インプラントと骨が結合するまで3ヶ月ほど待ちます。
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STEP6型採り
型採りをして、インプラント体の上に被せる上部構造体を作って装着します。
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STEP7メインテナンス
上部構造を装着すると、インプラント治療は終わりです。定期的なメインテナンスを実施して、安定した状態を長持ちさせます。
SPIインプラントインストラクターに就任

当院の院長は、スイスに本拠地を置くトーメンメディカル社によるSPIインプラントインストラクターの認定を受けています。
SPIインプラントとは、世界中の顎顔面・歯科用インプラントメーカーに圧倒的に信頼されているインプラントシステム(種類)のひとつであり、特徴は初期固定に優れ、自らの骨との結合がしやすいこと、またインプラント本体とアバットメント(支台)との接合部が数ミクロンのギャップしかないことなどが挙げられます(従来のインプラントの数分の1程度です)。
またトーメンメディカル社は、世界の医療関係者から高い信頼を得ているグローバルな医療メーカーです。日本では歯科業界トップメーカーである株式会社モリタ社が販売・品質管理・サポートを行い、安心・安全なインプラント治療をご提供しています。